■この本は
大学受験において、文理を問わず多くの受験生が苦手分野として挙げる「場合の数・確率」を得意分野へと変えるための実践問題集『確率〜大学入試対策〜』です。
中学校で学習する確率では、2つのサイコロには問題文中に「大・小」や「A・B」などの区別をつける表記がされていますが、高校で学習する確率ではそのような表記はないことが普通です。
それでも、「2個のサイコロを同時に投げて…」という問題文を見ると、区別のあるなしにかかわらず、「6×6=36通りあって…」と考えていませんか?場合の数・確率を学習する上で「ものに区別があるかどうか」は非常に大切で、
ここを見誤ったまま解き進めても正解にたどり着くことはまずありません(ちなみに、上記の36通りについて、「場合の数」では2つのサイコロに区別があれば正しく、区別がなければ間違いで、「確率」を求める際には区別のあるなしにかかわらず正しい)。
この『確率〜大学入試対策〜』では、その点を重要視して、教科書とはひと味異なる単元設定で10単元100枚にまとめなおしました。十分に活用して、得意分野へと変えてください。
■基本から徐々にレベルアップできるように構成してあり、1日1単元ずつ進めることで10日間で全ての単元を終了できます。そして、この本の内容を理解すれば中堅私大やセンター試験に十分対応できる力を身につけられるよう作成してあります。苦手になる理由は様々あると思いますが、苦手な分野ほど、何が原因で間違えたのかをしっかり把握し、それを修正していく必要があります。そのためにも、基本を正しく理解することが大切になります。「解答・解説」は、自学自習ができるよう途中経過を出来るだけ詳しく載せました。また、必要に応じて「基本事項」「公式」「定理」「考え方」なども載せてあります。
■『確率〜大学入試対策〜』に含まれる単元は以下のようになっています。
1-集合
2-二項定理
3-並べ方
4-選び方
5-分け方
6-確率の基本
7-サイコロ
8-じゃんけん
9-赤玉白玉
10-いろいろな確率
■この本が皆さんの志望校合格の一助になれば幸いです。さあ、合格に向けて共に一歩を踏み出しましょう!